詩 「黒き沼」「黒き沼」暗き森の奥深くにそれはある 人の心の黒い部分が投げ込まれた沼 夜の闇にまぎれ人は黒き沼を訪れる 「黒き沼よ私の心の闇を受け取っておくれ」 黒き沼の主は沼から顔を出し言葉を発した者を見つめる 「ここに心の闇を投げてどうなる?結局はまたここに訪れるのではないのか?」 言葉を発した者は言葉につまり黒き沼の主を見つめる 「現にお前はここに来るのは3度目ではないか。心の闇は人の中より生まれるもの。闇が無くなる事などないのさ」 そう言うと黒き沼の主は笑った。 心の闇 それは人の中より生まれるもの 無くなる事などあり得ない しかしそれでも人は黒き沼に訪れ自分の闇を沼へと放り込む 自分の闇に飲み込まれないように ジャンル別一覧
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